未経験からWEBマーケティングを仕事にするセミナーに参加したレポート

未経験からWEBマーケティングを仕事にするセミナーに参加したレポート

こんにちは!K2(@laguardiamafia)です。
普段は都内のWEBサイト制作会社で、お客様サポート担当として仕事をしてます。

今回は、6月6日(土)にショーヘー@東フリCMOさんが主催された「未経験からWEBマーケティングを仕事にするセミナー」に参加してみて感じた事を綴っていきます。

▼こんな方におすすめです

・WEBマーケティングのスキルを磨きたい
・未経験からWEBマーケティング業界に転職したい
・将来性のある産業で働きたい
・このままでは将来が不安・稼げる様になりたい
・思い切ってIT業界に転職したい
目次

WEBマーケティングを本業にされている5人の登壇者

「未経験からWEBマーケティングを仕事にするセミナー」では、WEBマーケティングを本業とされている5名の方々の視点から、Webマーケティングの仕事が語り尽くされました。

ショーヘー@東フリCMO さん

@showheyohtaki

氷犬 さん

@icedog_410

ヤマシタナオト 戦略性ウェブマーケター さん

@cndnaotoy

カトヒサ 地道なWebマーケ担当 さん

@hisayosky

テツヤマモト ALL外国人チームで働くマーケター さん

@okapo192

セミナーでは、以下の2つを推奨されていました。
①Twitterで「#マーケのお仕事」のハッシュタグをつけてツイート!
②Slido・チャットで質問やコメントして盛り上げる!

WEBマーケティングとは

最初に、WEBマーケティングの概要・全体像を氷犬さんが説明してくださいました。

WEBマーケティングの定義

超ざっくり言うと、Webを使って売上を作る技術と定義されていました!

何か物を購入する時は、
商品を知らない→商品を知っている→商品を欲しい→商品を購入!
という流れになっています。

この「知らない」から「欲しい」までを作るのがマーケティングです。つまりWEBマーケティングは「知らない」から「欲しい」をWEBを通して作っていく事なのです。

マーケティングのフレームワーク

消費者の購買行動を示した「AIDMAの法則」というのフレームワークがあります。

消費者が物を購入する時には『注意→興味→欲求→記憶→購入』という流れを無意識に行っている事を表したフレームです。消費者の態度が変容していく状態の頭文字を1つずつとって「AIDMA(アイドマ)」と呼ばれています。

時代と共に変化するマーケティング

「WEB」とはインターネット・オンライン。「マーケティング」とは、ある製品・サービスを販売するに当たって、どの様にすればユーザー・消費者に商品を知ってもらい、理解し、購入するのか。そのプロセスにおける手法・施策

WEBマーケティングの定義

WEBはユーザーが自分の好きなものを好きな時に見ることができる媒体です。
またSNSやブログなどを利用して、好きなように情報を発信する事ができ、自分の媒体に人気が出ると、広告の枠を押さえたり費用をかけなくても、自前でWEBマーケティングを行う事も可能なのです。

どんな人におすすめの業界か?

「未経験から始められて、自分の”身”になるスキル」
「これから需要が伸びる業界ってどこ?」
「将来稼げるようになりたい!」

こんな方におすすめなのが、「Webマーケティング」というスキル、業界です。

WEBマーケティングの知識・技術を身につけておくと、会社で重宝されたり、そのまま独立したり、何なら副業にも活かせてしまいます。これからの時代には必須といってもいいほどのスキルなのです。

WEBマーケターの領域

わかりづらい、WEBマーケターの領域を図式化したものが、こちらです!

『マーケター』こすられ過ぎ説を唱えたい。 twitterを始めて1ヶ月ずっと感じていました。誰も彼もマーケター、マーケターのゲシュタルト崩壊です。 そこで、誠に勝手ながらマーケターと思われる方々を分類しました。たぶん複数箇所に該当する方もいます。

@shomarketer さん

「WEBマーケター」と言っても携わっている領域は多岐に渡ります。今回のセミナー登壇者の5名もWEBマーケティングの仕事をされていますが、その領域はSEO・広告運用・サイト改善・アフィリエイト・SNSマーケティングと異なっていました。

勝手なイメージだったのですが、WEBマーケの領域が違う人同士が集まると「自分がやっている手法が1番」と主張して話が合わないと思っていました。

例えば「SEOよりも広告の方が費用対効果がわかりやすいから広告をするべき。」とか「SNSは導入ハードル低いし、ファン化しやすいからこれからはSNSをするべき。」というマウンティング合戦の嵐というイメージ。。

そのイメージは、休憩時間での5名の会話で覆りました。みなさんどの手法にも共感や興味を持ちながら話をしていました。

マーケティング手法が違えど結局は「Webを使って売上を作る事」を目的に仕事をしている方々なので、ベースにある考え方は同じなんだなと感じました。そう考えると「WEBマーケター」と名乗る所以も少しは理解できました。

WEBマーケティングには「集客」「接客」の2軸がある

WEBを使って売上を作る為には、WEB上でCV(成果)をあげる必要があります。成果を上げていく為には「WEB集客」で顧客からの認知を獲得しないと何も始まりません。

その為「WEBマーケティング」と言うと、SEOや広告運用という「WEB集客」のイメージが強く、圧倒的に多いという現状があります。

ただ「WEB接客」という軸も重要というお話をされていました。

集客ができていないサイトでも、UXを少し改善するだけでコンバージョンが爆上がりする事もあるそうです。

①WEB集客 SEO・運用型広告・SNSマーケティング・アフィリエイト
②WEB接客 UX改善・WEB解析・CRO(コンバージョン改善)

確かにWEBマーケティングといえば、SEO・広告運用という「WEB集客」をイメージしてしまいがちです。ただいくらWEB集客で上手くいっても、その後のWEBサイトやLPでCVに結びつかなければ、売上を作る事はできません。

WEB接客も含めて「WEBマーケティング」と理解する事は、これからWEBマーケティング業界で仕事をして行く者としては非常に重要だと感じました。

WEBマーケティングの集客マップ

WEBマーケティング=個人で稼ぐ技術だけじゃない

このセッションで、氷犬さんが最後に言っていた言葉に、心打たれました。

WEBマーケティングは誰かの役に立つ為に学ぶ意識を持つ事が大切。

WEBマーケティングを学ぶと、ブログ・アフィリエイトなど個人で稼げる技術が手に入ります。稼ぐ為に自分のスキルを磨く事も大事ですが、そのスキルを利用して「誰の助けをするのか・誰の役に立つ事なのか」を考えて学ぶ事が大切とおっしゃってました。

他の業種では目に見える納品物があります。デザイナーであればデザインですし、ライターであれば書き物という目に見える納品物があります。WEBマーケターの「納品物は成果」です。

自分の為に学習すると、自分本位のスキルになります。自分本位のスキルは、クライアントの求めている成果に結びつけることができるかと考えると、想像に難くありません。普段から「誰の助けをするのか・誰の役に立つ事なのか」を考えて学ぶ事はスキルの汎用性という意味でも重要だと感じました。

WEBマーケティングのスキルは、まだまだ持っている人が少ないので、他の人がやらない事を先にやる事で、自分自身の利益を最大化する事ができます。

①SEOの基礎と仕事への活かし方

SEOをメインにWEBマーケターをされている、氷犬さんのセッションです。

SEOとは?

SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略です。
Google・Yahooの検索で上位に表示させる為の施策・技術の事です。

「Google先生」という言葉がある様に、何か困った事や悩みがある時は、Googleで検索して、その問題の解決法を探っていきます。つまり「検索エンジン」とは、ユーザーとWEBサイトの”仲介者”の役割を持っています。

SEOをビジネスで活用する方法

SEOを学ぶと、自分のブログや会社の事業を伸ばす事ができます。検索エンジンで1位〜3位のより良いポジションをとる事で、集客をする事ができるからです。SEOを学ぶ為におすすめされていたのは、コンテンツの制作を自分でやってみる事です。

①自分の事業を伸ばす ブログ・アフィリエイト・自分のサイトへの集客
②会社の事業を伸ばす SEOコンサルティング

SEOコンサルティングの仕事は、単発なものもあれば、契約期間3〜6ヶ月、1年契約の内容もあるそうです。月額費用は25万円〜100万円というのが相場です。クライアントのサイトを伸ばす為に、ひたすら頑張るそうなのですが、求められる事は「成果だけ」なので、未経験からだと辛い仕事との事でした。

未経験からSEOマーケターになれるのか?

「成果だけ」が納品物なので、未経験からSEOマーケターは不可能ではないが、難しいようです。

SEOマーケターが難しい3つの理由
①SEOの難易度が年々上がっている。
②ノウハウが普及した事で、技術の差別化が難しい。
③本質的なノウハウや裏技は市場に出回らない。
④未経験者とプロとの間が広く新規参入が厳しい

かつては、SEO業者に頼めば成果が上がった時代がありました。小手先の裏ワザ(被リンク)だけで、上位表示が可能だったそうです。ただ、今では小手先の技術だけでは成果が出ず、難易度が上がったSEOの本質的なノウハウは市場に出回らなくなったそうです。

今のSEO市場の理解が十分に得られていない事がまだまだある様です。SEOマーケターに頼んだだけでは成果は出ないのに、成果が出ると勘違いされている事業者へのコミットも必須になっているそうです。

SEOを学ぶ為には”コンテンツ”を作る

未経験からすぐにSEOマーケターになる事は難しいですが、SEOを学習する事自体はやりやすくなっています。

①体系化されて学びやすい
先人の残した跡を辿る事で、体系的にSEOの知識をつける事ができます。氷犬さんがSEOを学習する参考の例に出されていたのは、こちら!
・manablog(https://manablog.org/
・SEOの森(https://seoer.work/

②コンテンツを作る力が身につく
SEOはコンテンツを作って届ける手段であり、コンテンツを作る事がSEOの学びになります。また、他のマーケティングにも応用できるので、コンテンツを作ると、マーケティングの基礎知識がつきます。

例えば、ブログを書きます。ただ書いただけでは、読んでもらう事ができません。読んでもらう為にはSEOという手段を利用します。そして、結果を見て改善する→改善してブログを書く→結果を見る。とPDCAを回すとコンテンツを作る力が自然ついてきます。

重要な事は、SEOでどうインパクトを出せるか!

②未経験からのWEBマーケのお仕事 インハウスの場合「サイト改善」

続いてはインハウスマーケターをされている、カトヒサさんのセッションです。「インハウスマーケター」とは、「企業内で自社事業のWEBマーケティングを担当する方」の事です。

カトヒサさんは、言語聴覚士からフリーランサーを経て、40代で未経験からWEBマーケターに転職されたそうです。

コンテンツを作るスキルが必要

前職をやめてから、フリーランスとして下記の事を勉強されていたそうです。

・ブログ
・WEBサイト制作(コーディング)
・WEBデザイン
・グラフィックデザイン

幅広く学んできたスキルが、WEBマーケターになって形を変えて役に立っているとおっしゃっていました。

・ブログのライティングスキル → Facebook・メルマガの運用
・WEBサイト制作・WEBデザイン → 自社サイトの改善
・グラフィックデザイン → パンフレット作成

ブログを書くスキルが身につけば、色々な事に応用する事ができます。異業種から40代で転職もできたのも、ライティングのスキルを持っていたからとおっしゃっていました。

40代でも転職できた理由

このウェビナーでは質問があればチャットを送る事ができました。その中で「30代だと転職は厳しいてしょうか。」という質問が複数ありました。その質問に対してカトヒサさんは「40代でも転職できたのだから、30代なんて全然若い!」とおっしゃってました。

なぜ40代でも転職できたのか?ズバリ、できる人がいないから!です。

実際にやっている事のスキルレベルで見ると高くないかもしれませんが、やる事の範囲がとても広いので、やりたい人が全然いないそうです。(何でも屋みたいな)ただ、現場には新人教育する余裕もないので、全然できない人よりは少しでもできるスキルを持った人を採用した方が企業側のメリットも大きいそうです。

「ブログ+α」で勉強する事

カトヒサさんがWEBマーケティングを学習するのにオススメされていたのは、「ブログ+α」に取り組む事です。ブログを中心に、コーディングやデザインを掛け合わせた学習です。

人の心を動かすコンテンツを作るには、ライティングスキルが必要です。基本的には売る事を考えると、どんな業界でも使えるスキルです。

始める時に「もう少し若かったら挑戦したけどなぁ」と言い訳はしない事。何歳からでも始められるし、やるかどうかは自分次第です。続ける事が重要です。

テレビ広告を超えた、インターネット広告費

出典:電通『2019年日本の広告費』

2020年3月11日に電通が公表した「2019年 日本の広告費」によると、2019年1から12月の「インターネット広告費」が「テレビメディア広告費」をついに超えました。こんな事実もある様に、今はテレビよりウェブの時代なので、ウェブで集客したい企業は多くなっているようです。

③運用型広告&グロースハック(分析と改善)で、顧客の売上最大化!

ここからは、32歳未経験でYahoo! JAPANに入社し、独立後、現在法人4期目のヤマシタナオトさんのセッションです。

ヤマシタさんの会社ではインターネット広告の運用代行や、アクセス解析&UI/UX改善、マーケティング合宿、古民家の運営などをされています。

40種類の広告媒体をカバーしている

広告媒体によって回遊しているユーザーが異なる。

収益の仕方

・広告予算の20%の手数料(毎月)
・広告アカウントの初期設定費
・サイトのアクセス解析
・ホームページ制作やリニューアル
・Skypeコンサル(1h)
・セミナー講師

リスティング広告

クリック課金型のインターネット広告

広告をクリックすることによりHPにユーザーを誘導

お金を使って、時間を買っている

・検索連動型広告(サーチ)
検索しているということは見込み客。費用対効果に優れている。接触時間比較

・ディスプレイ広告
まだ知らなかったり、気づいてない。検討・再喚起

・キーワード:選定・入札調整・除外
・広告文:広告文の変更やABテスト
・予算管理:クリック数・CV数の
・配信の調整:ターゲット・予算の調整

「マーケティング合宿」で検索

・ランサーズ
・紹介でしかやらない
・サイトから

受注する方も、

金額は少額でも、一緒にグロースさせるのが楽しく、ストレスフリーにできる。

コンペ、受注コストがかかる。

レベニューシェア(TOPページにきたら1日○円)成果報酬。0円という事があり得る。

SEOは、リスティング広告をかける関連キーワードで紐付ける。

広告やり始めて、SEO上がった。

ユーザーコードで、流入増えるとSEOが上がる。広告かけてもSEOは上がらないとGoogleは言っているが、上がってしまっている。

④アフィリエイト

Voyajinはアフィリエイトマーケティングで一気に伸びた。

アフィリエイト=メディアPR+パートナー提携

読者・メディア・ASP・事業者

仕事の流れ

①仕組みづくり
②パートナー探し
③提携&掲載依頼
④効果検証・分析
⑤パートナー強化

どの商品を伸ばす?
どのキーワード?
どう利益を出す?
何を求めている?

アフィリエイトマーケティングのメリット

・即効性
・ノースキル可
・ローリスク(成果報酬)
・ブランド認知
・第三者意見

デメリット

・利益が出しにくい
・地味・・
・やりたい人がいない

やりがい

「爆発力」

アフィリエイト担当の身につくスキル

・圧倒的なグロース経験、実績
・BtoB 営業
・マーケティングの広い知識、考え方
・SEO
・PR

アフィリエイトの副業がしやすい

・データ見放題
・本業とシナジー
・ブログ・noteを書いて売る

・ブログ
・SNS
・マーケティングトレース
戦略を頭に入れる。枠組み
・心理学・行動経済学の勉強
・英語

未経験からWEBマーケティング

・「穴場」
一気に成果をあげる事ができる

⑤SNSマーケティング

「拡散性」フォロワーを増やすことは大事か

UGCを作ってくれるユーザー・ファンを作っていく事が重要。

まとめ

未経験からWEBマーケティングを仕事にするには、ブログを始めるのがおすすめですね。

また、本を読む事も重要
特に心理学の本を読む。数字を見て何かをするだけではなく、ユーザーの行動を見ないとユーザーに寄り添う事ができない。本質は、人が物を買う時の意思決定のプロセス。

WEBマーケティングを学びたいという転職理由は、採用されにくい。会社はWEBマーケティングを学ぶところではないから。

実際に会社の課題を洗い出して、改善案を提案し、自分のこんなスキルで解決する事ができる。と面接で話をすると響きやすいかも。

なぜ、WEBマーケティングになりたいのかを明確にする事は重要。

メモ書きみたいになっているので、また、更新します!!