「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」に学ぶ覚悟とルールの決め方

「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」に学ぶ覚悟とルールの決め方

最寄駅から自宅までの間にある夜10時までやっている本屋。WEB系の書籍が並ぶ本棚に表紙が見えるように置いてあり、一際目立っていたのが、こちら!

「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」です。

その表紙を毎回見るたびに「買ってー!!」と言われている様な気がして、ついに買ってしまいました。いわゆる、ジャケ買いです。

Webライターの仕事もする自分は、この1冊を通して、Webライターとしての覚悟と自分ルールの決め方を学びました。

こんな方におすすめです!

  • Webライター初心者
  • Webライターってどんな仕事か気になる人
  • 適応障害で悩んでいる人
  • 不登校生の親御さん

「不登校Webライターの仕事術」の感想

本のタイトルに「仕事術」とありますが、「Webライターを仕事にする覚悟と自分ルールの決め方」が参考になる一冊だと思います。

Webライターの仕事をしていると、こんな事があります。

  • モチベーションが上がらない
  • 書き出しでずっと悩んでいる
  • 情報のインプットが少なく、記事内容が充実してない
  • 情報が整理されてない状態で、書き始めてしまい進まない
  • 記事の結論がブレてしまう

これらは全てルールを決めてなかったから起きていた必然的課題だったのです。

ルールを決めてないから、その時の感情に揺さぶられたり、情報が少なく整理されてないまま書き出したり、執筆中に軸がブレたりします。

モチベーションが上がらないまま「明日が、納期だーー」と苦しみながら書く事もありますが、この本の著者山口恵理香さんはもっと大きな壁にぶち当たりながらも乗り越え、Webライターの仕事をされています。

著者の山口恵理香さん

27歳で年収700万円稼ぐ超人気webライター「山口恵理香」さんは、フリーランスとして成功されていますが、ここまでには色々な壁にぶち当たっています。

中学生の時から適応障害という持病をもち、中学卒業もギリギリで社会人になれるかどうかもわからない暗闇を歩いて来られました。

体調と向き合いながら就いた仕事を3ヶ月で辞めた時に母親から言われた「自宅で働けるお仕事見つけたらいいんじゃない?」という何気ない一言で見つけた天職がWebライターです。

自身の体調とうまく付き合いながら仕事するために、自分なりのルールを決めたり、クライアントに受け入れてもらうよう努力したり、日々の小さな変化に気づき、大きな壁を乗り越えて来られました。

「不登校Webライターの仕事術」の記憶に残る文章

私が、この本で一番印象に残ったのはこちらです。

「文章を書くというのは、どこか欠けていなければできない仕事だ、というのが私の勝手な持論です。人間性が高いとか低いとかの話ではなく、人と違う何かをもっていなければ、書く力だけでは食べていけません」

「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」 7P

山口恵理香さん自身、人よりも心が弱い事が最終的に武器になったと綴られています。

webライティングをやっているとつまずくことが多々あります。書くまでにモチベーションが上がらなかったり、自分のルールがないから気分で決めてしまったり。それが自分にとっての壁だと感じていましたが、甘かったです。

著者はもっと大きな課題にぶつかりながらも、「この仕事で食べていく」という覚悟をもって1日も休まない。必ず1本は書くとWebライターとして仕事をこなし、結果を出しています。

自身の欠けている部分を認識し、向き合って行く事でその人が書く文章が生きてくると解釈しています。

【ネタバレあり】山口さんのルールを参考に考えた独自のライティングのセブンルール

山口さんが、壁を乗り越える為に決めたルールを参考に自分なりのWebライティングルールを考えてみました。その名もセブンルール。

何か迷ったり、つまづいた「未来の自分」に向けて綴っていきます。

①1日も休まない。毎日必ず1本は書こう

とりあえず書こう。毎日書こう。

毎日書く事は辛いけど今だけ。書いてれば、慣れるし1年間で365記事作れるよ。「365日更新したブロガー」っていう成功体験が、自信になるよ。

でも、仕事もあって夜疲れて帰ってきて書くのはしんどいよね。

②起床後2時間の過ごし方を変えよう

まだ起きなくていい時間だと二度寝してない?

休日の予定がないからと、だらだら寝ていない?

毎日書くなら、朝から書いてれば夜が楽じゃない?

朝書き終われば、1日のタスクは完了するし、朝に書き始めていれば、もし書き終わらなくても、夜焦る事はないよ。

起床後2時間の過ごし方を変えることで、人生幸せになります。

でも、朝書き始めるネタに困ったらどうしよう?

③平日は欠かさずに書店に通いアイディアを探し、メモ帳にアイディアを書き出そう

毎日書くには、ネタとアイディアが必要だよね。

書店はネタの宝庫です。今までサボって生活してきた君は、知らない世界が多すぎる。先人の経験から学ぶ。同じ轍を踏まない。車輪の再発明はしない。

気になる本のタイトルは?内容はどんなことが書いてある?

書店に行けば、ネタとアイディアが作れるよ。

本を見て考えた事、感じた事をその場でメモすれば、忘れないし、振り返った時に、当時の自分の考え方と今の自分の考え方は同じか、どう変化しているか確認できるよ。

メモを見て思考が整理されたら、ブログでアウトプットしよう。

④1本の執筆時間は20分。休憩は3分がひとつの目安

重要なのは、メモしたアイディアの「インプットとアウトプット」を同時にしないこと。

インプットを全く頭で整理せずにアウトプットすると、文章の方向性が違ったり、結論が軸がブレてしまったりするから、余計に時間がかかっちゃうよ。

特にテーマが難しいと、リサーチする時間が必要だよね。調べながら書くと頭の中で整理できてない状態だから、全体のバランスを見た時にブレて修正に時間を取られちゃうんだ。

インプット→整理→アウトプットと全体の方向性を統一して、アウトプットの時間は、1日20分を目安にしよう。

毎日同じ環境で書いていると、飽きてしまうかも。

⑤月に1回、ホテルでおこもりをする

使い慣れた枕じゃないと寝れない様に、慣れた環境での仕事はやりやすいよね。

ただ、毎日同じ景色ばかり見ていると、ちょっと環境を変えてみたくない?

月に1回はホテルで作業をしたり、パソコンができるカフェに行ったりしてみよう。新鮮な環境で、気分がリフレッシュされて新しい発見があるかも。

⑥ポートフォリオで発言に根拠を

最近は、オウンドメディア立ち上げの話をよく聞くよね。

その時、ポートフォリオがなくて発言に根拠をもたせることができてないよね?

成果の見えない発言に、説得力はないよ。

自分が書いた記事やSEOで根拠が証明できると、発言に説得力が増すよ。

⑦モチベーションが下がりかけたときは「情熱大陸」と「セブンルール」

モチベーション動画ってあるよね。

サッカーの試合に向かう前に勝っている自分をイメージしたり、奮い立たせる映像を見ると、パフォーマンスが変わってくる様に、モチベーションが下がった時はモチベーション動画を見よう。

これから自分のモチベーション動画を探す君に、おすすめなのがこちら。

  • 情熱大陸(日曜23:00~23:30)
  • セブンルール(火曜23:00~23:30)
  • プロフェッショナル仕事の流儀(火曜22:00~23:15)
  • 日経スペシャル ガイアの夜明け(火曜22:00~22:54)
  • カンブリア宮殿(木曜22:00~22:54)
  • アナザースカイⅡ(金曜23:00~23:30)

人の生き方や働き方の参考になるし、自分よりはるかに努力している人たちの姿を見れば、モチベーションは復活するよ。

まとめ

「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」を通して、ライティングだけではなく、自分の人生のルールづくりのきっかけになりました。

改めて「Webライターを仕事にする覚悟と自分ルールの決め方」が参考になる一冊だと思います。

モチベーションが上がらなかったり、書き出しで悩んだり、結論がぶれてしまったりした時には、もう一度手に取ろうと思います。

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。